この記事は海・川の下流~河口のハゼ釣り、陸っぱりのちょい投げのハゼ釣り、およびミャク釣りに有効だと思われるメモ的なものになります。どむ個人の経験だけに基づいており、正確性は保証しませんが、ハゼ釣りの「引き出し」として持っておくと釣果に何らかの影響があるかもしれません。
①潮位の重要性について
ハゼ釣りで最も重要なのは、ハゼがどんな時間帯に活発になるかです。場所によって異なりますが、私は満潮前後1時間あたりを目安に行動しています。これが朝夕の「まずめ」に重なると一番釣れやすいかなと思っています。なお先週の日曜日に行ったときは8時ごろ最も釣れました。ただ、当日は北風の爆風5m/sだったので秋の大きなハゼの繊細なアタリを竿先で感じ取ることがあまりできませんでした。釣りは風が強いよりも天気が悪い方が多少はマシですね。
※図は気象庁HP「潮汐・海面水位に関する診断表、データ > 潮位表」より引用
https://www.data.jma.go.jp/kaiyou/db/tide/suisan/index.php
②当日の天気よりも前日までの天気
雨についてですが、特に大きな川の場合は上流でここ1~2日にどれくらいの量の雨が流域に降ったのかで決まります。雨が多いと真水が混じると同時に上流から土の濁った水が流れてきます。また水温も下がります。餌を目で探すハゼにとって餌を探しにくい状況になるのは間違いありませんから、できれば前日は雨が降っていない場所が望ましいですね。
③針の大きさと餌の大きさ
これはどんな釣り方をするかで変わってきます。私は胴突き仕掛けで小さめの針を使用しています。私のやっているシロギス釣りをミニマムにしたバージョンになります。胴突き仕掛けはオモリを中間に介さず、竿先からハゼの咥える針の位置までダイレクトに糸が張られているので、ハゼの餌を吸い込んだサインをとらえやすいのです。餌を吸い込んだサインを見逃さず、竿先で感知してアワセて釣る方法になります。これですと吸い込みやすい小さい針が有利になると考えています。袖の2号、3.5号、キス競技針5号を状況に合わせて使い分けています。
餌はアピールのために大きく付けます。アオイソメの場合は3cmくらいです。ただ太いアオイソメは小さい袖針には付けにくいので、軸の長いキス競技針や流線針を使います。細くて小さいジャリメの場合は1匹掛けできます。動きによるアピールを重視したいので私はいつもチョン掛けです。時々餌の垂らしが1cmくらいの人を周囲に見かけますが、あれではアタリが半減してしまうと思います。もったいないと思わず、大盤振る舞いしてあげるのが良いと思います。
④シビアな「釣れる位置(ポイント)」
ハゼは30cmくらい離れたところに餌があったら自分で泳いで行って餌をくわえる、なんてことは基本的にしません。活性が高いときだけです。普段は10cm以内に持っていってあげないと食いつきません。大きな餌を転々と20cmおきに探るイメージでフワフワ餌を下ろしてあげることで、どこかでアタリを感じることができると思います。少しでも違和感を感じたらアワセます。上手に上あごに針がかりすると気持ちがいいです。